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2010年8月 3日 (火)

奥日光 山王峠のその先、未知の世界へ

8月1日、日曜日。

梅雨明け以来続く異常な暑さ。

どこか涼しいところにいきた~い!

と言い出したのは確かに私でした。それがこんな恐ろしいことになろうとは・・・。

じゃあ、日光に行こう!

というアシストくんの提案に、

いいね!!

と即決。

昨年のGWに出かけたときにはまだまだ冬景色だった日光。緑に覆われた姿を見てみたかったのです。

ルートは前回と同じルートだよね~と思っていたのに、いつの間にか

『前回のルート+不動峠2つ分の登坂』が必要なルートにすり替わっていました。

ゲゲッ!!

とは思ったのですが、このルートを走ると大笹牧場のソフトクリーム天然氷のカキ氷が食べられると聞いて、

行く行くぅ~!

って言っちゃったんですよね~。相変わらず食べ物にすぐ釣られる私です。

ルートは決まりましたが2人だけでは心もとない。

日光周辺のスペシャリストKENさんをお誘いすると、亀スピードの私と知りながら快諾してくださいました。おまけに、現地まで車に載せてくださるとのこと。

お言葉に甘えて、KENさんの車で今市のだいや川公園に向かいました。

もう少しでデポ地という道の脇にたくさんの提灯がぶら下がっています。どうも花火大会の準備のよう。帰って来る頃には渋滞で大変かもね~なんて話しながら、デポ地に到着しました。

到着するとすぐに自転車を組み立てますが、既に強い陽射しsunが降り注ぎ暑い!標高400メートルくらいはあるのに暑いなんて・・・。

ここまで来て涼しくなかったらガッカリだなぁ。。。なんて思いながら出発しました。

走り出すと何故か私が先頭。

若干の上り勾配らしいのですが、若干過ぎてどのくらいが適度なスピードか良くわからない。

このくらいかな~というスピードで走っていると、後ろからアシストくんが

大丈夫?頑張りすぎじゃない?

と声を掛けてきますが、私はやっぱり分からない・・・。

と、元気だったのは最初だけだったようで、すぐにのっそりのっそり亀スピードに落ち着きました。

スタートから最初のポイントとなるいろは坂入り口の馬返までは15キロ。馬返手前では急に勾配がきつくなります。

私に合わせて前を牽いてくれていたKENさんも見えなくなり、きつくなる勾配にしょげ気味だった私を励まそうと、アシストくんが通り過ぎる車のナンバーを

「大宮ぁ~」「習志野ぉ~」「大宮ぁ~」「大宮ぁ~」「宇都宮ぁ~」

と読み上げてくれました。

この作戦のおかげか何とか元気復活?KENさんの待つ馬返に到着できました。

ちょっと休憩したら、いろは坂に向けて出発です。

ここでも何故か私が先頭・・・。

私がノロノロなのでそれに合わせる為、また私に何か起こってもすぐに対処できるように、優しさから2人が私の後ろを走ってくれているのは理解できるんですよ。頭では。

でもね、でもぉ・・・

心拍160越えでゼーゼーの私の後ろで、のんび~り楽チン走行をしてるんだろうな~と思うと(振り返る余裕すらない)、目に見えないプレッシャーが・・・。だって、辛くっても景色が綺麗でも足つきできないしさぁ・・・。

先に行ってよぉ~

と心の中で叫んでみましたが2人には届かず、結局いろは坂は終始私が先頭で走りました。

また、前回アシストくんから叩き込まれたいろは坂の勾配4%のガセネタが忘れられず、こんなにきつかったっけ~と更に精神的なダメージが、、、

い、ろ、は、に・・・

とカーブごとに立っている看板を読み上げながら、

まだかな~、まだまだだなぁ・・・

と、ずっと弱気の上りが続きました。

どのくらいの時間が経過した頃でしょうか?

前回、辛くって・・・じゃなくって、景色が綺麗で脚を止めたヘアピンを通り過ぎました。

このひとつ上が黒髪平だったことは覚えていたので、

この上で休憩ぃ!!!!!

と叫び、何とか休憩させてもらいました。

はるか遠くに今日走ってきた道が見えます。

この景色を見ちゃうと疲れも辛さも忘れちゃうんですよね。困ったことに。

これから向かう明智平の周りは黒い雲に覆われているのが見えました。そして、黒髪平を出発してすぐにポツポツと雨に降られてしまいました。

でも、明智平をパスしてトンネルを抜けると・・・・雨は降ってない!本当に山の天気って分かりませんね。

そして、いろは坂を終えた頃、この日の目的のひとつは達成できました。とっても涼しかったのです。やっぱり、標高1200メートルを越えると空気の冷たさが違いました。

下の写真は中禅寺湖畔まで下った後、携帯で天気を調べているKENさんとアシストくんです。

天気予報がコロコロ変わり、一日中晴れのはずだったのに直前の予報で『午後雨』に変わってしまったこの日。雨を心配していましたが今から向かうほうの空は明るく、何とか走れそうです。

お昼をゆっくり食べていると私の亀脚ではゴールできなくなってしまうので、中禅寺湖畔でパン&オニギリで簡単に補給して先を急ぎました。

中禅寺湖を過ぎ、竜頭の滝から坂を上り、戦場ヶ原を走りぬけ、前回お昼を食べた光徳牧場に到着です。

え?お昼はさっき食べたでしょって??

違いますよぉ。ここでの目的はコレです。牧場ですもの。

この日の光徳牧場は小学生達でいっぱい。私達がアイスクリームを買ったあと、恐ろしい数の小学生(50人以上いたかなぁ??)がアイスクリーム売り場に行列を作っていました。

行列なしですぐに購入できた私達はラッキー♪

行列を横目にいよいよ次の山王峠までの上りに出発しました。

以前はここでKENさんとtaroさんをお見送りして自分達は引き返したので、ここから先は未知の世界。どんな場所かワクワク・ドキドキです。平均勾配7%、4キロの道のり。

この上り坂は、ずーっと上の写真のように木に囲まれています。この緑の色が8月とは思えないほど鮮やかで、ずーっと、

きれい!すごい!!気持ちよ~い!!

と叫びながら走っていた気がします。

途中KENさんからハンドルの握り方やダンシングしたほうがいいよ~などと指導を受けたりしながら上っていくと、距離は1キロ、2キロと順調に過ぎ、周りを囲んでいる木々の植生が少しずつ変わって、冷たい風を感じるようになったら、峠はすぐでした。

ちょっと拍子抜けだったのは、せっかく上ったのに「山王峠 標高○○メートル」のような標識が無いんです。本当の山王峠はこの場所から山道を少し登ったところにあるんですって。

でも、この場所が正真正銘この日のチマコッピ、標高1700メートル越えです。

やったゾ。偉いゾ。頑張ったゾーーーー!

ここからの下りは涼しいを通り越して少し寒いのでウインドブレーカーを着て下りました。

でも、下りとは言っても時折上りが現れるので気が抜けません。

山王峠への上りで使い果たした私の脚はなかなか言うことを聞いてくれませんでしたが、騙し騙し上りをこなして、15キロにも及ぶヘアピン連続の下り坂を休憩を挟みながら下ると(楽しい下りでした)、川俣温泉に到着しました。

下の写真は、下ってすぐにある足湯から間欠泉の噴出口を見たところです。

中央よりやや左に湯気が立ち上っているのが分かりますか?

運がよければ、その場所から間欠泉が見られるらしいのですが・・・。

ここから少し平坦基調の道(ここでも現れるちょっとした上りが辛い)を走ると、細い川の流れが少しずつ太くなり、流れが穏やかになり、下流のダムの存在を感じさせました。

途中、KENさんに導かれてトンネル脇の旧道を走ると、そこからダムが良く見えました。

ダム湖は川俣湖で、ダムは川俣ダムだそう。すごい落差だなぁ・・・。と眺め終わって出発!

と思いきや、すぐ先の道端でKENさんが再び停車。

この場所からの眺めが素晴らしかった。瀬戸合峡という渓谷だそうです。はるか下の渓谷を散策する人が豆粒のように見えました。

この場所から先はずーっと、ずーっと下りました。

勾配もそうきつくなく私でも気持ちよく下れる下り。湿度はちょっと高いのですが、とにかく涼しくて気持ちよかったです。沢を横切るときなんか風穴かと思うくらいに。

で、気持ちよく下った結果、さっきずーっと下に見えていた鬼怒川がすぐ横を流れる場所まで高度を下げました。

この頃の私は、こんなに下だらなくてもいいよ~。もうそろそろ終わりにしようよ~。と思っていました。

というのも、この後もうひとつ大笹牧場への上りが待ち構えているからです。下らないでこのまま大笹牧場ならいいのに・・・

という私の願いもむなしく、大笹牧場への上り口に到着しました。

この上りが・・・きつかった。辛すぎて記憶が残っていないほどに。多分勾配は山王峠への上りの方がきつかったのだと思うのですが、アップダウンのある道のりを70キロ以上走った後ではもう脚と気力が残っていませんでした。

しかも、上りは4キロと聞かされていたのですが、サイコンが登坂距離4キロを過ぎてもいっこうに終わる気配の無い上り坂。

一度上まで上って下りてきたKENさんにもう少し!と励まされながら何とか上り終了ぅぅぅ・・・。結局5キロ以上ありました。

アシストくんのバカァ~!!!

でも、上りきったら辛かったこの日の上りはすべて終了!

もちろん、大笹牧場ではソフトクリームと牛乳を頂き大満足でした。お店が閉まって無くてよかったぁ~。

このソフトクリーム。不思議なのは濃いけどさっぱり。いくつでも食べられちゃいそうなさっぱり感なのです。また食べたいなぁ~。

ここからは今市に向かって下るのみ!

雨が降っていたらしく濡れている路面に気をつけながら、下りも苦手な私を気遣ってKENさんがちょうどいいスピードで下ってくださいました。また、下りの勾配が所々緩くなってブレーキから手が離せるのも良かった。

おかげで、今市に着くまで休憩ナシで下ることが出来ました。

聞いてないよぉ~の最後の丘を越えたら今市の市街地に入ってきました。

と、ここでKENさんが停車。

ん??ここがカキ氷屋さん??

と思って停車すると、KENさんから衝撃的な台詞が・・・

パンクした!

なんですと~。カキ氷やさんまで1キロの地点で前輪パンクだなんて。濡れた路面のせいですね。

このときの時間が18時。実は車を停めた、だいや川公園の駐車場は18時半に閉まってしまうのです。

大変な状況ですが優しいKENさんは、私達のカキ氷を優先してくださいました。

KENさんはここでパンク修理をして駐車場に向かい車を取ってくるので、私達は2人で天然氷のカキ氷やさん松月氷室に向かうことにしました。

KENさんごめんよぉ~。

KENさんに教えていただいた道を進むと、1キロほどでそのお店はすぐに見つかりました。

ジャーン!!

準備中!!

このときの時間は18時5分過ぎぐらい。18時までだったら何とか入れてもらえるかな~と思いましたが、花火大会のせいで大行列だったようで17時半にラストオーダーだったとのこと。

悪夢の山塩ラーメン再びです。

もっと速く走れるようになって、絶対リベンジせねばならぬ!(また同じルートを走って行く気なのか?私?!?)

さて、カキ氷がダメなら私達もデポ地に急がねば!

とアシストくんについて走りますが、花火大会まであと1時間のため人と車がいっぱい。

アシストくんを見失ってしまいました。この道に入って行ったような・・・という道を覗き込んで唖然。

とても走れた道じゃない。おまけにアシストくんの姿も見つかりません。完全に迷子の私。呆然と立ち尽くし、携帯で連絡するしかないなぁと携帯を取り出す私。そんな私をアシストくんが見つけてくれました。

この人ごみの中でKENさんも困っていたらしく、3人で合流し裏道を見つけデポ地に急ぎます。

この時のKENさんが速い速い!

今日一日脚をためてたのはゴール数キロ手前からアタックを掛けるためだったのね~。

なんて、のんきに考えながら最後尾を走りました。

デポ地に着いたのは18時半ちょっと前、、、だったのですが、この日は花火大会のおかげで21時半までオープンしているんだとか。

朝からそう書いといてよ~

と3人で大ブーイング。

いやはや、何から何まで花火大会に振り回された結果になりました。

急に脱力して動きが緩慢になった私(達?)。のんびーりと片付けをして温泉に向かいました。

美味しそうでしょう~。コレ、正真正銘の温泉なんですよ。

KENさんが教えてくれた小倉山山荘。こじんまりした静かな温泉にBarがあるんです。

辛く楽しい一日を振り返りながら、美味しいビールとお料理を堪能しました。

帰りもKENさんに家まで送っていただき、何から何までどうもありがとうございました~。とーっても楽しくって、辛くって、ちょっぴり自信がついた一日になりました。

KENさんのGPSログによると、獲得標高1900メートル超と私としてはとっても頑張った一日でしたが、KENさんにとってはこんなにスローに坂を上ったのは初めてなんじゃないのかしら。たまにはこんな走りもいいでしょ?

  • 場所: だいや川公園-いろは坂-山王峠-川俣湖-大笹牧場-だいや川公園(KENさんのGPSログはコチラ
  • 【みくま:マドンナ】
    • 時間:7時間52分(2008年9月26日からの累積:626時間)
    • 距離:107.9km(2008年12月13日からの累積:6763.0km)
    • 平均速度:15.6km/h
  • 【アシスト:ルーベ】
    • 時間:7時間58分(2007年8月11日からの累積:872時間)
    • 距離:107.4km(2008年12月13日からの累積:7051.8km)
    • 平均速度:15.6km/h

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コメント

みくまさん
どうも~です
いい所に、三人で行ってたんですね~!
うらやましい

前にも言いましたが、坂道、登りですね! 僕はダメなんです! 遅い速度で上がれない でも、早くも走れない。 だから、心拍が190ぐらいになって、我慢しきれず、休憩する
だから、僕もみくまさんの登りの技術をぬすみたいぐらいです

何が言いたいかというと、みくまさんのうしろを走ったアシスト君とKENさんも辛かったのでは?と思ってしまうのですが

投稿: NOB | 2010年8月 4日 (水) 09時17分

とってもよいサイクリングだったようですね。日光の方は車でしか行ったことが無くいろは坂位しか記憶がありません。
自転車で出かけると時間こそかかってしまいますがいいところを堪能出来てイイと思います。
ブログ読んでいるとマジでソフトクリーム食べたくなりました。もうすぐお盆休みですがかみさんの実家の埼玉県鴻巣に行く予定なので榎本牧場でもサイクリングしてこようかと思っています。

投稿: よね | 2010年8月 4日 (水) 09時32分

 霧降/六方沢橋方面にルートをとらなかったものの、日光周回をキッチリと完走してくるのはさすがですね。獲得標高2000m程度の100km山岳ルートは「行ける!」と、自信を持って良いと思います。

 モダンづくりの外観やBGMにJazzが流れるBarなど小倉山山荘の「春暁庭ゆりん」は日帰り温泉として特異な存在ですよね。東照宮や日光ビールから近いので、観光として日光を訪れた時にでもまた立ち寄ってみてはいかがですか?

 聖蹟桜ヶ丘の「いろは坂」はご存知の通りジブリ映画「耳をすませば」の舞台(モデル)となった所です。坂の途中に図書館があったり、地球屋のテラスが見えたりはしませんが、「丘の上のロータリー」は登りきったちょっと先に実在します。興味があるなら1度は走っておくことをオススメしますよ。登坂部分は距離約800m、高低差60m弱で平均勾配7%くらいですから勢いで越えられちゃいます。

投稿: KEN | 2010年8月 5日 (木) 23時34分

日光周回コースへ行っちゃたんですね。
山王峠を越えた後は緑が深い景色がきれいですよね。
そうそう天然氷残念でしたね。絶品♪なのでぜひリベンジしてみてくださーい。

投稿: taro | 2010年8月 7日 (土) 04時38分

shadowNOBさん
コメントありがとうございまーす!!

3人で遊んできちゃいました~。
え!NOBさんも走りたかったの??
じゃあ、今度はお誘いしますね!
私のノッソリノッソリ上りを伝授しますよぉ。って、ゆっくりゆっくりペダルを回すだけですけど・・・。

KENさんとアシストくんはとっても楽に走ってましたよ~。心拍計の値がそれを物語っています。

投稿: みくま | 2010年8月 7日 (土) 09時57分

shadowよねさん
コメントありがとうございます!!

日光サイクリングお勧めですよ~。
駐車場の心配はしなくていいですし。

奥様のご実家は鴻巣なのですね。
それは、榎本牧場がすぐですね~。美味しいジェラート食べちゃってください!

投稿: みくま | 2010年8月 7日 (土) 10時00分

shadowKENさん
コメントありがとうございまーーーす!

まだ「行ける!」という自信は持てないのですが、時間的な余裕があればゆっくりとなら走れるかも・・・?

今回の温泉は、静かにのんびり入れてそれも幸せでしたし、お風呂上りのBarも落ち着いた雰囲気でとっても良かったです。ありがとうございました!

で、聖蹟桜ヶ丘の「いろは坂」は耳をすませばのあの坂なのですね。今回はパスすると思いますが、またいつかあの辺りを走ってみたいです。

投稿: みくま | 2010年8月 7日 (土) 10時08分

shadowtaroさん
コメントありがとうございます!!

taroさんが出張中じゃなかったらご一緒できたのにな~なんて話ていたんですよ。

夏の日光は本当に涼しくて天国でした。緑も鮮やかで綺麗ですね。

天然氷・・・リベンジします!!

投稿: みくま | 2010年8月 7日 (土) 10時10分

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