先週の週末は、もてぎでフォーミュラニッポン観戦でした。
今シーズンから取り入れられた、第1レースの結果を受けてリバースグリッドで第2レースを戦う2レース制。なかなか面白かったです。私は好きだな~。ちょっと慌ただしいけれど、現地観戦したときの楽しみが倍増!一日中盛り上がれます。
土曜日の予選は、ドライブミスのためQ1でロッテラーとブノワがノックアウトされてしまいちょっとびっくりしました。が、予選で一番盛り上がったのはQ3での小暮と松田のポール争い。
小暮がアタックのためにピットアウトすると、

すぐ後を追って松田もピットアウト。

ドキドキさせる展開です。アタックラップでは、序盤は小暮がリードしていましたが、最後に松田が逆転!
ヤッター、ポール!!
とS字コーナー横でカメラ片手に喜ぶ私。が、しかし、場内放送から
小暮が2周目もアタックを続けて、全体のベストで来ています!!
との実況が聞こえてきました。星野監督のインタビューにも書かれていましたが、私も、
やられたっ!!
と、思いました。この週末はずっと小暮の調子が良く、ポールを取って当然という走りを見せ付けていましたから、やっぱり小暮か??と思ってしまいましたが、最後の最後で松田のタイムに後れを取り、松田くんの6戦連続ポールが決定しました。ふぅ~。驚かさないでよぉ。
そして、日曜日第1レース。
ポールの松田くんは、スタートをうまく決めて先頭で1コーナーに突入。一方の小暮はスタートを大失敗して大きく後退しました。後で聞いた話ではクラッチトラブルがあったそう。週末ずっと調子が良かっただけにかわいそうな小暮。今年はついていません。
その代わりに最高のスタートを決めたのが金石。2番手に上がりました。

実は、この日の第1、第2レースの鍵を握ったのはこの金石でした。
第1レースでは、3番手のデュバルを抑えます。このおかげで松田くんは後方との差を広げることが出来ました。しかし、少してこずったものの金石をパスしたデュバルは、すごい勢いで松田くんを追い上げてすぐ後ろにつけました。

このときに起こったのが平手くんの大クラッシュ。マシンが宙を舞いました。肋骨を骨折してしまったらしいのですが、その程度の怪我で済んで本当に良かったと思わせる事故でした。
この事故で出たセーフティーカーがピットに戻ると、再びデュバルが松田くんを追い立てます。なんとか逃げ切れるか?と思いましたが、明らかにデュバルのスピードの方が速く、松田くんは90度コーナーでパスされてしまいました。この後は順位を守り2位でフィニッシュ。でも、笑顔はありませんでした。
このレースの終盤を盛り上げてくれたのは本山でした。序盤のフロントウイング交換で最後尾に下がっていた本山は、SCのおかげで離れた前とのタイム差を詰めただけでなく、この間にタイヤ交換を行いました。この作戦は素晴らしかった。新しいタイヤで前をどんどん追い抜き、第2レースのポールポジションとなる8位まであとひとつにまで迫りました。しかし、後一歩及ばず9位フィニッシュ。すごくいい作戦だったのに惜しかったなぁ。
このあと2時間ほど間があいて第2レースです。1レース目の結果、ポールは土屋、2番手は荒、3番手は金石。なんだかすごい顔ぶれです。いぶし銀な感じ??松田くんは7番グリッドからのスタートです。
ドキドキのスタートは・・・・

土屋が痛恨のエンジンストール。初優勝の夢は消え去ってしまいました。土屋を横目にトップに立ったのは荒でした。
そしてここでも登場するのが金石。抜群のスタートを決めて3位にあがった松田を抑えます。抜きにくいもてぎのコースでは、少々マシンが速くても簡単に前を抜くことは出来ません。松田が金石に抑えられている間に、荒はどんどん逃げてしまいました。
荒との差が決定的に離れてしまった頃、金石のマシンにトラブル。そのおかげで松田はやっと2位に上がりました。しかし、前戦に続いてマシントラブルで表彰台を逃した金石。こちらもつかないなぁ・・・。
2位にあがった松田くんは、一周で1秒ずつタイムを縮めて前を追います。が、時既に遅し。すぐ後ろまで追いついたときにはもうファイナルラップでした。
荒選手がフォーミュラニッポンで初優勝です。おめでとー!

リバースグリッドでの勝利なのでちょっと微妙です。と言っていましたが、表情は本当に嬉しそうでした。
そして、ポール&二つのレースで2位を取って、この週末13ポイントを積み上げた松田くん。第2レースが終わった後はニコニコ良い顔をしていました。
次の富士で、松田くんのチャンピオンが決まるかな??
あ、そういえば、この週末の松田くんは足を少し引きずるようにして歩いていました。ブログによると左膝を痛めているとのこと。大したことが無ければ良いのですが。
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